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中国で1万人合同結婚式、政府の少子化対策で後押し - 日本経済新聞

2024-09-22

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【北京=堤田健太郎】中国政府や女性団体などは22日、およそ1万人の男女を集めた合同結婚式を開いた。国家を挙げて結婚を促進し、少子化に歯止めをかける狙いだ。

中国の若者たちは結婚に対して消極的であり、経済的な理由やライフスタイルの変化が影響している。実際、結婚を希望する若者は多いものの、結婚文化や景気の低迷による懸念から踏み切れない人が増えている。

今回の合同結婚式は、北海を主要舞台としており、中国各地で開催された。参加した約50カ所で同時に実施されるこのイベントは、国の少子化対策として注目を集めている。このような試みがどのように結婚率に影響を与えるか、今後のデータに注目が集まる。

一方で、政府主導の下、結婚式が盛り上がりを見せる一方、実際の婚姻の背後には深刻な経済問題や社会問題が横たわっている。多くの若者が結婚に向けた準備が整わず、一歩踏み出せない現状が続いている。このような背景から、合同結婚式のみで根本的な問題が解決されるわけではないとの見方も強い。