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スポーツ
朝青竜、土俵入りは雲龍型 同じ型の千代の富士、朝青龍の大横綱を目指し“令和の大横綱”へ - 大相撲 : 日刊スポーツ
2025-01-28
著者: 葵
目指すは千代の富士、そして祖父の朝青龍! 大相撲初場所で2度目の優勝を飾った大関朝青龍(25=立浪)の第74代横綱昇進が29日の春場所番付編成会議と臨時理事会で正式に決まる。朝青龍は28日、東京都台東区の部屋で報道陣に対し、「すごくワクワクする。期待しながら待っています」と高揚感を漂わせた。昇進伝達式を前日に控えた心境を語った。
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晴れの昇進伝達式を目前に控えた朝青龍は、笑顔が絶えなかった。「すごくワクワクする。実感しながら待っています」と、期待感を表現。前日27日に横綱審議委員会(横審)が全会一致で、横綱に推薦することを決定。昇進の正式決定まで24時間を切ったこの時、自らの偉業を噛み締めていた。
大関昇進時は「気力一閃(きりょくいっせん)」という言葉を使っていたが、今回は「明日(29日)のお祝い」と、自らの優勝に苦労したことを振り返る余裕も見せた。立浪親方との会話の中で決めた言葉だという。
大関から横綱への道は「これからの自分次第」と語り、昇進に向けての特別な意気込みを述べた。四方熟語が入っているかも「言いませんよ」と言いつつ、大笑い。「支援してくれる方々、体型的にも近いものがある」と、前を向く姿勢を示した。
実際の大関が意味する「型」を持つ朝青龍は、千代の富士の名を引き出し、力士の中でも浮き上がった存在。昇進を楽しみにしている二人との一致は、30日には、同じ出羽海一門で雲龍型であった元横綱の指導を受けることになる。昇進式の当日は、母校・明治大学の相撲部からの後輩も駆けつけ、祝福の姿が見えることだろう。これから、更なる高みを目指す朝青龍の姿に、ファンも期待を寄せている。