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朝ドラ『あんぱん』史実でもっと早く死去していた父 日本最大の商社の重役だった!?(歴史人)

2025-04-03

著者: 蒼太

NHK朝の連続テレビ小説『あんぱん』がスタート。第1週では「人間なんてさっぱりね」が放送中だ。4話では、母・登美子(演:桐谷美玲)が再婚で家を出たことを知る朝田の物(演:永瀬廉)は、岩井恵(演:木村優来)を心配して守ろうとするが、同僚生の男との恋に落ち、恵からも「守らなくていい」と言われてしまう。こんな中、父・結太郎(演:加藤浩次)は海外出張に向かうが、その帰路で突然この世を去ってしまった。

父の実像に迫る

今回の話はの物語にある小松陽さんの父の実像に迫る。

○石井企業の抜粋期に事業継大なる一つを携えていた超エリート『あんぱん』に登場する結太郎は、家業の石材店を継ぐことになり、国内外を飛び回って業界のトップとなった。

先進的な考えを持っていて、登美子が「おなごも遠慮せんと、大志を抱け」と声をかけたことは記録に残っている。

明治18年(1885年)に高知県安芸市に生まれ、小学校卒業後は高知商業学校(現在の高知商業高等学校)に進学。卒業後は大阪にある産業学校(現在の大阪産業大学)に進み、その後は実業界で活躍した。

実際、彼は1920年以降、大塚工業やオリオン商会の立ち上げに関与し、以降、多くの企業経営に関わったとされる。しかし、時代は大正から昭和に移る中、様々な事情が重なり、商業界でも危機が訪れた。

彼は1919年に東京へ進出し、在京時に石井企業が国内外で名を馳せる存在になったという事実もある。

彼の経歴を振り返ると、1924年11月に官報には「株式会社会社会社そうろうに基づく大正三年十一月一日検討義務の報告」という告知が記載され、これにより、彼はその後、商社の重役として、さまざまな国家プロジェクトに寄与することとなる。

さらに、結太郎の商才は、商業の発展にも寄与し、大正6年(1917年)には通商に従事する豪商として名を馳せたとされる。彼はまた、地元政治や経済の動向にも精通しており、それが次世代の経営者たちへの影響を与えることとなった。

結太郎が生涯を終えたのは後年、1962年のことであり、その死後も彼の業績は多くの人々に称賛され続けることになる。そのすべての活動が、家族や地域社会にどのような影響を与え、発展させたのかを考えると、彼が残した足跡は非常に大きなものであったと言えるだろう。彼の偉業を知る人々にとっては、今なお畏敬の念を抱かせる人物であった。