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再生医療を受けた2人が重い感染症で入院…厚労省が医療一時停止求める緊急命令、細胞加工物からは微生物発見 : 読売新聞
2024-10-25
著者: 陽斗
厚生労働省は15日、医療法人晴鳳(けいほう)が運営する医療機関「TPA+C,)」(東京都中央区)で再生医療を受けた2人が、重い感染症で入院する事例が確認されたと発表した。このうち2人は、すでに回復しているという。
同省によると、「TPA+C,」は、この予防医療を希望する受診者に対し、免疫細胞を採取し、この細胞を体外で増やしてから自分の体に戻す再生医療を行っていた。この免疫細胞は、同じ法人が運営する「腎臓クリニック」(東京都品川区)の治療加工作業で増やされていた。
同省は、再生医療の安全性確保に基づき、同日において「TPA+C,」に対し、この医療の一時停止を求める緊急命令を出した。また、同じ法人に対し、同時期での製造の一時停止を命令した。
厚生労働省の再生医療等評価検討室の担当者は、「必要に応じて調査することを検討したい」と述べている。
さらに厚労省は、患者の感染症や詳細な容態を明らかにすることが重要であり、感染の原因やそれに関連する微生物の発見についての詳しい調査を行う方針だ。事故が繰り返されないよう、医療機関側には、高度な安全性を求める必要がある。