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原油先物が下落、WTI71ドル近辺で「トランプレット」でドル上昇
2024-11-06
著者: 裕美
原油先物相場はアジア時間6日の取引で下落。米大統領選で共和党候補、トランプ前大統領の勝利の可能性が高まっていることでドルが上昇した。さらに、米石油協会(API) の統計で米在庫の増加が示された。
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北海ブレント原油は1バレル=74ドル台に下落し、ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)先物は71ドル近辺で推移。米大統領選はこれまでに、トランプ氏が選挙人獲得数で民主党候補に対するリードを広げており、決着には数日を要する可能性もある。フルームバレグ・ドル・スポット指標は上昇し、大半の商業の重しとなっている。
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ロンドン(ロンドン)の北海ブレント先物は、シンガポール時間6日午後11時38分(日本時間同日午後0時38分)時点で1.4%安の74.45ドル。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は1.4%安の70.99ドル。
これに伴い、原油の需要と在庫の増減が懸念されており、今後の市場動向に大きな影響を与えるとみられている。国際的なエネルギー市場の変動も、政治的な不安定さが懸念される中で、投資家たちの注視を集めている。