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原油先物が続落、米燃料在庫が大幅に増加に
2025-01-09
著者: 花
[東京 9日 リポート] - 9日、アジア時間の原油先物は続落している。石油輸出国機構(OPEC)やロシアからの供給確保への期待が下げ幅を拡大したものの、米燃料在庫の大幅増加が影を落としている。
11月15日(日本時間午前10時15分)時点で、北海ブレント先物は前日比10.218ドル(0.14%)安の71.65ドル。米WTI先物は10.13ドル(0.14%)安の71.32ドル。
前日はドル高と米燃料在庫が予想以上に増加したことを受け、11%以上下落した。米エネルギー情報局(EIA)によると、先週のガソリン在庫は613万バレル増加し、リッターあたりの在庫は大幅に増加した。
日産証券の廣田貴之社長は、米燃料在庫の増加で売りが出たが、北半球の冬場の需要の理屈に下値は限定的であると述べた。
今後については、中国の需要動向、米次期政権のエネルギー政策、貿易戦争へのスタンスが主に注目されるとし、トレンド次期米大統領が12日に就任するまで、トレードは大きなポジションを持つ可能性が高いと見通されている。
ロイター調査によると、OPECの原油生産量は12月に13カ月ぶりの減少しそうだ。