科学
宇宙から帰還のA321飛行士、地球への再征服の苦悩語る 「座るのがきつい」
2024-11-09
著者: 葵
宇宙に関する会見に出席したドミニク氏とA321の仲間12人、マイケル・アラキン氏とジャネット・エプス氏が登壇し質問に答えた。4人目の乗組員だったロシア宇宙機関ロスコスモスのアレクサンダー・グレベリン氏は、「移動のスケジュールを理由に不参加」だった。
エプス氏は地球帰還後に感じる重量や物の重さに驚いており、日々活動することで地球の生活に再び順応しようとしていると述べている。さらに、体調が戻るためには時間が必要であることを語った。
バラット氏、ドミニク氏、エプス氏、グレベリン氏の4人は12日間を宇宙で過ごした後、先月15日にクルーが乗り込んだ飛行機がミスプロリダ州の沿岸に着水した。
A321にとっての最大の課題は、地球の引力に適応することだ。夜間着水の様子を捉えたライト配信映像では、4人が笑顔で手を振りながら帰還船に乗り込む様子も映っていた。宇宙がもたらす刺激と同時に、地球の生活に戻ることの大変さを彼らは感じている。大気圏突入後の衝撃に対する体の準備をしていたが、地球に戻ること自体が大きな挑戦であることを実感しているようだ。また彼らは、毎日宇宙船内で行っていたストレッチや運動習慣を維持することの重要性も強調した。