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英ロンドンで樹齢最大510年のオーク木を伐採したチェーン店に非難集中

2025-04-18

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(CN...)英ロンドンで樹齢最大510年とされるオークの木が、伐採されたことが大きな話題になっている。

環境保護団体ウッドランズ・トラストによると、この木は「ロンドンで最も大きく重要な古木の一つ」と評価されており、名の知れたチェーン店「トリーフ・カーボリー」の店舗外に立っていた。

今月13日、伐採が公表され、環境活動家たちは怒りを露わにした。この店舗はエンフィールド区に位置し、トリーフ・カーボリーの代表者は、木の伐採が「健康と安全面のリスクを考えての決定」であると説明している。

その土地はエンフィールドウォークの所有で、現状の店舗増設に伴い木は切られた。トリーフ・カーボリーによれば、伐採に至った理由は「健康と安全面のリスク」であると述べたが、それに対し非難が加算されている。

この木は16世紀、何百年も昔から存在し、この地域の生態系にとっても重要な役割を果たしていた。木の生育環境は、他の生物や植物、さらには花粉を媒介する生き物の生活を支えていたとされ、豊かな自然の一部だった。

伐採を指示したトリーフ・カーボリーは、「環境への配慮も含め、より良い方向に進むための選択だった」と主張しているが、それに対する反響はいまだ収まらず、地域住民や環境保護者たちは木の伐採に強い懸念を示している。

伐採による環境への影響は計り知れない。この美しいオークの木を伐採することは、地域の生態系の破壊にも繋がると指摘され、多くの人々がこの決定に対して異議を唱えている。