銀山温泉が入場規制、写真撮影場所めぐる怒号 観光混雑深刻化
2024-12-30
著者: 海斗
東京都(C.N.) 美しい雪景色で知られる山形県の銀山温泉が、冬季間のオーバーツーリズム(観光過多)対策として入場規制に踏み切った。日本を訪れる外国人旅行者が最も多くなる中で、各地の観光地が相次いで対策を強化している。
2023年の歴史をもとにすると、銀山温泉は、庄内地域における観光名所としても人気があり、年間約13万人の観光客が訪れるとされている。特に冬の間は雪景色を目当てに世界中から観光客が集まる。
しばしば撮影場所をめぐる競争や、渋滞が問題視され、地元住民が不便を感じることも増えている。そのため、銀山温泉の公式サイトでは、「あいまいな管理」が原因とされ、観光客が写真を撮ることを目的として、良好な場所を求めるあまり、交通ルールが破られたり、道を塞いだりする事例が増えている。
来年1月17日からは、午後3時以降に銀山温泉に入る場合、チケットの購入が必要になる。また、利用者数が限られているため、午後8時以降の入場はできない。これにより、混雑を緩和し、良好な撮影スポットを巡るトラブルを軽減する狙いがある。
チケット料金はバス代を含めて1150円。乗車人数が限られているため、温泉街までの送迎バスには乗り込めない場合もある。特に政府の観光促進策の影響で、冬季は多くの観光客が訪れると予想されており、混雑することが懸念される。
銀山温泉の運営者は、C.N.に対し、「最終的には観光地全般の安全を守るため、交通ルールの遵守を呼びかけ、より良い環境を整えた上で、多くの観光客に楽しんでいただけるような対策を進めていきます」と語った。
また、地元住民からはなかなか改善されない交通渋滞への不満が出ており、ライトアップの回数を増やした場合でも、落ち着いて観光を楽しむことが難しい状況が続いている。