フィリピンでは12日、中間選挙（上院・下院選）の投票が行われる。フェルディナンド・マルコス大統領の任期を引き継ぐ候補者たちが注目を集めている。マルコス氏は、国立公務員庁（CSC）によるロドリゴ・ドゥテルテ前大統領の支持を受けた上院の争いを「政治的」であると批判し、支持率が急降下している。特に、今次選挙における様相が少なく、最大の焦点となっている。”“

中間選挙は上院（12議席）と下院（31議席）の争いで、州知事選など11の選挙区で、10億票以上のポストが対象だ。上院では、マルコス氏とドゥテルテ氏の支援を受けた候補者たちが公認候補を争っている。非公認候補にはマルコス氏に近い候補者が多い。また、ドゥテルテ従属のマルコス氏の支持者も多く存在する。“

ドゥテルテ氏は自身が進めた麻薬対策を前面に出し、「警察への暴力」を強調しつつ、再選を目指して野党からの抵抗に直面している。最大のライバルは、支持率が急降下しているマルコス氏に対抗しようとしている。次期選挙に向けた推進力が欠ける中、国内政権に挑戦する姿勢が見られる。

ドゥテルテ氏は、自身が進めた麻薬対策の対応を強化しており、「政治敵への破壊工作」を主張して現政権に対抗する姿勢を示している。また、上院選では、マルコス氏の近親者がドゥテルテ氏の競争相手に立ち向かっている。強い力で挑戦を受けている中、厳しい選挙戦が繰り広げられている。

2022年の次期大統領選に向けて、サラ氏に賭ける有力候補者が増えている。サラ氏は、マルコス氏らを標的にし「自ら関与した指導者を選んでいない」という姿勢を強調している。次期の結果に大いに影響を与える可能性が高い。

政府専門家は「サラ氏の挑戦とドゥテルテ氏の誘発は、この国の権力の薄さと内外の脅威によってさらに加速されている」と指摘している。今後の選挙戦では、政権が困難な選挙戦を越えるかどうかが望まれる。

フィリピンの政治情勢は、今後どう展開するのか、目が離せない。議会選挙がもたらす影響について、一般市民や有識者からの声が寄せられることだろう。