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ヤマトHDが業績予想下方修正、コスト上昇 4〜9月期は赤字転落
2024-11-05
著者: 陽斗
【東京 5日 ロイター】 - ヤマトホールディングス(9064.T)は5日、2022年3月期連結業績予想を下方修正することを発表した。個人消費が低迷する中で取扱い数量が想定に届かず、時給や委託単価の上昇、稼働率低下などコストが増加した。4〜9月期の営業損益は1510億円の赤字(前期は1213億円の黒字)、純損益は1111億円の赤字(同513億円の黒字)に転落した。
通期予想は営業収益を前期比11.6%減の1147億円(前年11.7億円)、営業利益を前年比17.5%減の1100億円(同510億円)で、純利益を前年比16.7%減の910億円(同312億円)の見通しである。このため年間配当予想(46円)は変更しなかった。
ヤマトHDは発行済株式の111.316億株にあたる3190万株・5100億円を上限とする自社株買いも実施すると発表している。株価は発表後、急落する可能性があるため、投資家から目が離せない状況だ。今後の業績回復に期待が寄せられているが、厳しい環境が続くことが予想される。