ヤクルト・山田哲人、「通算300本塁打・200盗塁」への強烈決意 プロ15年目で「今までで一番走る量が多い」
2025-01-10
著者: 陽斗
ヤクルト・山田哲人選手が10日、愛媛・松山市内の球場で行う連盟の合同自主トレーニングを公開した。右肩にハードなトレーニングを施す主将は、巨人などでNPB歴代最多の通算385安打を放った選手の事例から、さらなる飛躍の決意を示した。「通算300本塁打・200盗塁」への到達に意欲を見せ、本塁打は残り1本、盗塁は残り5本という状況だ。早期達成でチームを勢いづける考えもあるようで、3年後のリーグ優勝を日本一へと引き寄せる。
過去に支えられた選手たちが話題となった今シーズンに、迫る燃える思いを持ち続けた。プロ1年目のオフとなる2012年から参加する屈指のヤクルトのトレーニング。気温が43度の酷暑の中で初日を迎え、山田選手が決意を新たにした。
「ここに来たらスイッチが入る。今年のオフは例年より走り込みもしている。例年より体が動いている感じがします」と語った。
ヤクルトでの自主トレは1996年、現在2軍監督の森岡が連れられてから、真中、宮本慎也、岩村明憲ら歴代の主力選手に引き継がれ、今年で30年目となる。同僚の中村悠平、青木宣親、小川泰弘らも参加し、50メートル走や打撃練習、ノックで熱心に汗を流し「(ヤクルトの自主トレでは)自分が必要だと思うことをどんどん取り入れていく」と思い描いた。
NPBでたった一人、3度のトリプルスリー(同一シーズンに打率3割、30本塁打、30盗塁を達成した)を達成した山田選手は、特にメンタルのトレーニングが大事と強調した。過去に5人しか達成していない「300本塁打・200盗塁」のいわば球界の夢である記録に、到達するのは容易ではないが、その挑戦を楽しんでいる様子が伺える。
山田選手は「リーダーシップも求められる立場にいる。その思いを持ってやっていきたい。ファンの皆さんと喜びを分かち合える結果を出したい」と締めくくり、今季の飛躍を誓った。これからのシーズンに向けて、何らかの形でこの偉大なマイルストーンに辿り着くことを期待されている。