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ヤフー、「26年の業績見通しを警告」 「不確実性レベルが高まる」 株価急落
2025-07-16
著者: 結衣
ヤフー、業績見通しに暗雲
同社は朝方の発表で、一時7.13%急落した。
第2・4半期の売上高は1764億9100万円に達し、さらに注目の新規受注は1554億4100万円となり、アナリスト予想の1444億4100万円を大幅に上回った。
不確実性の高まり
クリストファー・ファルケ主席経営責任者(CEO)は、「マクロ経済と政治的な理由で不確実性のレベルが高まっている。いろいろな影響も含まれている」と同社の業績見通しを語った。さらに、「2026年の成長に向けて準備を進めているが、現段階では確定できない」とも述べた。
業績改善は初めての試み
同社は12年以降続けて業績を伸ばしているが、横ばいになればそれ以降初めてのことになる。
投資家の不安は続く
投資会社アレリウスのファンドマネージャーは、「第2・4半期が堅調な需要を示していたとはいえ、来年に向けて心配する必要がある」と警告し、今後も不安の声が上がると予想した。「デジタル・プラットフォームは全般的に好調だった」としつつも、特に人材知識(AI)関連分野からの強い需要が背景にあると指摘した。
日本の市場動向は好調
日本の売上は引き続き好調で、第2・4半期の売上全体の17%を占めた。日本の半導体市場が米国主体の輸出規制強化を背景に、比較的能力の低い装置の購入を続けていることが影響している。
このように、日本の市場動向は堅調でありながら、全体的な数値を見ると将来的な不安の要因は依然として残っている。