Xから広がる“退出論” 移住先として有力な「Bluesky」「Misskey」「Threads」、いちユーザーから見た移住心地
2024-11-13
著者: 蒼太
2023年11月15日(現地時間)にXの規約更新が発表されました。ユーザーが入力した情報をAIのトレーニングに利用する方針を明文化したことに、Xへの不安が広がっています。このため、「退出論」が台頭し、他のSNSへの移住を考える声が増えてきています。
「退出論」とは何度も繰り返されてきましたが、結局大規模な「移住」が実現することは少なかったのが現実です。その理由は、選択肢となるSNSが十分でないからです。現時点で候補に上がる「Misskey」「Bluesky」「Threads」などの競合SNSは徐々に拡大しているものの、Xの規約変更などで代替案としての移行が進んだ際のサービス立ち上げといったユーザー数の少なさ、またユーザー制限などが影響しています。
それでも、現在各SNSは徐々に成長し、それぞれの特色を発揮しつつあります。筆者が上記3つのSNSにおいて、あくまでもXのサブとしてであるが、アカウントを作成し、ユーザー投稿の状況などを確認したところ、各SNSには独特の雰囲気が見受けられました。
また、時代が移り変わる中で、各サービスの機能的な特性などはますます強調されていると考えられます。特に最近では、クリエイター向けの機能やコミュニティ機能を強化するSNSも増えており、個々のユーザーが求めるニーズに応じた使い分けがされつつあるのです。今後、ますます多様化するSNSの登場により、移住先の選択肢が広がることでしょう。
このように、移住先の候補が増える中で、各SNSの独自の魅力を探るユーザーが増加しています。特に、エンジニアやアーティストなどの特定のコミュニティにおいて、特化したSNSが求められる状況があり、これが今後の「移住論」に大きな影響を及ぼす可能性があります。新しい環境への挑戦や、個人のアイデンティティを表現できる場としての魅力が、ユーザーの心を引きつけています。