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性感染症「梅毒」の急増…キスでも感染?女性は20代が突発 新潟県内の報告数は「過去最多」早期治療機関の受診を

2025-01-18

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性感染症「梅毒」の報告数が急激に増加しています。2010年には約600件だった報告数が、2023年には1万4000件を超えており、全国的に感染の拡大が見られます。新潟県内では、昨年139件と過去最多の報告があり、県はコントロールを適切に行うために感染予防を呼びかけています。

梅毒は主に性行為を通じて感染しますが、キスなどの身体接触でも感染する可能性があります。感染の初期段階では、無症状であることが多く、確認が遅れるケースが増えています。治療を受けずに放置すると、感染は全身に広がり、さらに深刻な症状を引き起こすことがあります。

性感染症の広まり

全国レベルでみると、梅毒の報告数は年々増加しており、2022年には3133件の感染が確認されています。そして2023年には過去最多の5061件に達すると見込まれています。これに対し、新潟県でも過去の報告数は増加傾向にあり、特に20代の女性が感染するケースが目立っています。2014年には15件であった県内の報告が、年々増加し、2022年には139件に達しました。

感染の初期症状と注意点

梅毒は初期に無症状であり、感染したことに気づかないことが多いですが、症状が出ると主に皮膚に小さな発疹が現れます。放置すると、感染は進行し、4期に至ると心臓や脳にまで影響を及ぼすリスクがあります。特に、感染拡大の懸念が出ている今日、性感染症の検査を受けることが重要です。

新潟県や新潟市の保健所では、無償で梅毒の検査を行っており、感謝の声が寄せられています。検査は匿名で行えるため、気軽に参加できる環境が整っています。早期治療が可能となるため、感染の疑いがある方は、ぜひ受診を検討してみてください。

注意を促す声

医療関係者からは「性感染症に対する正しい知識を持つことが重要であり、早期の受診が鍵となります」との声が寄せられています。近年の感染症の増加に対応するため、なるべく早く医療機関を受診することをおすすめします。