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新興株19日 グロース250が反発 中小型株に見直し買い
2024-11-19
著者: 弘
19日の新興企業向け株式市場では、東証グロース市場のグロース250指数が反発した。終値は前日比11.95ポイント(1.93%)高の631.21となった。この日の市場全体では、個別株が冴えない中、グロース市場では好材料が出た銘柄を中心に買いが入った。
グロース250指数の上昇率は、日経平均に比べて大きかった。ある市場関係者は「大型株は米平均株の政策への不透明感から海外リスクが意識されやすい」と指摘した。そのうえで「中小型株は内需株が多く、出遅れ感もあり、見直し買いが入ったようだ」と語った。新興市場は情報・通信など内需型の銘柄が多く、グロースプレイ市場の大型株と比べて海外景気の減速などによる影響を受けにくいとの見方が強まっている。
グロース市場では、ライトやインフォマーシャルが上昇した。一方、トライアルやインフオRは下落した。
今後の動向として、グロース市場は国内外の経済指標や企業の決算発表によって変動する可能性があるため、投資家は注意が必要だ。特に、今週末に控える米国の雇用統計発表は、市場に大きな影響を与える情報とされている。期待感と警戒感が交錯する中、どのような動きがあるのか、引き続き注視したいところだ.