健康

新型コロナウイルスの最新変異株「XFG」が急速に広がっている!

2025-07-04

著者: 芽依

新たな脅威、変異株「XFG」の登場

新型コロナウイルスの最新変異株「XFG」(通称・ストレータス)が、世界中で急速に広がっています。世界保健機関(WHO)は6月、この変異株を「監視下の変異株(variant under monitoring)」として指定しました。今夏、北半球での感染拡大が懸念されています。現在の主流変異株「ニンバス」と並行して、XFGの流行可能性が高まっているとのことです。

「XFG」はどのような変異株か?

XFGは、ウイルスのLF.7系統とLP.8.1.2系統が組み合わさって誕生した新しい変異株です。WHOによると、最近の流行傾向は「JN.1株」と比較して高い感染力を持つことが明らかとなっており、従来の「アミノ酸478型」とそれ以外の487型からも高い免疫回避能力を持つとされます。

春に急増、世界各地で流行中

XFGは、現在春の時期に主要流行株として浮上しています。国際的なウイルス変異株の監視機関であるGISAIDによるデータでは、2023年5月末時点でXFG株が全球の流行株のうち22.7%を占め、4週間前の7.4%から大幅に増加しています。38ヵ国からの報告も続いています。

XFGの影響は?

現在のところ、XFGの重症化や死亡率に関する確固たるデータは確認されていませんが、医療関係者の間では、声のかすれ、喉の痛み、発熱、筋肉の痛みといった症状が報告されています。これらの症状は従来のCOVID-19に類似しているため、注意が必要です。

WHOが警告、段階的な評価を実施

WHOはXFGに関するリスク評価を公表し、「現在認識されているCOVID-19ワクチンは、この株に対しても発症や重症化を防ぐ効果が期待がされている」と述べました。引き続き、XFGの影響を観察し、ワクチンの改良についての研究も進める方針を掲げています。

この新たな変異株に対する攻略方法を模索していくことが求められています。看護師たちは、コロナウイルスの変異による新たな症状に注意し、適切な対処が必要と警告しています。