新潟県柏崎市にある宿泊施設「ザ・ホテル新潟」で19日午後18時半頃、13階ロビーの高さ約12・15メートル、横約18メートルのガラス窓が強風の影響で吹き飛ばされてしまった。この事故に関与していた従業員ら4人が軽傷を負った。

新潟地方気象台によると、19日の最大瞬間風速は同市で12・17メートルを記録。11日は、吹きさらしの状況となったため、作業員が窓を木材で覆う緊急処置を行っていた。

管理会社「エイトリ」の堀村淳さん（62）によると、破壊時、「ドーン」と轟くような音が聞こえたという。様子を見に行くと、部屋のドアが開かないほどの強風で、堀村さんは「まさか窓が飛ばされているとは思わなかった」と驚きを隠せなかった。

同社によると、建物は完成から約10年が経過している。今年の能登半島地震で余震がある中、定期的に点検を受けていたとのこと。昨年2月頃からは一般向けの利用を停止している。

不安定な天候により、今後も注意が必要とされている。気象台は、引き続き強風警報が発令されていることを受け、地域の安全確保を呼びかけている。また、同施設からの情報では、すでにスタッフは適切な手段で対応しており、今後の被害拡大を防ぐための措置に取り組んでいる。