今年2月もって休館し改修に入る東京・王国劇場。改修後の新劇場の概要が決定し、本日1月16日に記者発表会が行われた。

設計者は小嶋哲夫氏、自然に包まれる劇場へ。

王国劇場は1911年に開設され、1966年に現在の2代目の建物が竣工。半世紀以上にわたって数多の名作が上演されてきたが、劇場が入るビルの老朽化に伴い改修が決定した。現・王国劇場の最後の公演として、2月14日から28日にはスペシャルコンサート「THE BEST 〜New HISTORY COMING COMING〜」が上演される。

新劇場の設計者として本日発表されたのは建築家の小嶋哲夫氏。東宝株式会社が指名した設計者が参加できる「指名型プロポーザルコンペ」を通じて選出された。今日の会見には東宝のエンターテイメントユニット長である渡辺医彦氏が同席。新劇場の概要を説明した。

新劇場は初代と現在の王劇独自の特徴を発展させることを軸に、客席や舞台は現状と同規模で設計。ロビー空間やバックヤードを充実させ、劇場の上演技術を強化することで「世界に発信する日本のフラッグシップの劇場」としても生まれ変わる。観客や出演者、スタッフ、劇場のある町からも「こっこちよい王劇」を目指す。」},{