新たなピッチャー、ドジャース再契約の可能性「5/10」 32億円オファー出せば"切実な事情"
2024-12-16
著者: 陽斗
年俸32億円のQO提示せずとも「先発ローテの選択肢は多すぎて困ることはない」
ドジャースからFAとなったユーカラ・ピッチャーが再契約を結ぶ可能性があるのか。MLB公式サイトは6年以上、同じチームに在籍したFA投手の過去実績に注目。ワールドシリーズでの勝率が高いとされる可能性について「5/10」と予測している。
ピッチャーは2015年ドラフト1巡目(全体24位)でドジャース入りし、2021年には16勝、防御率2.47をマーク。2度目の右肘トミー・ジョン手術となった今季は1勝6敗、防御率5.38と苦戦したものの、ポストシーズンで結果を出した。「2024年のピッチャーの復帰は予想よりかなり厳しかったが、ポストシーズンでの出来は土俵場で評価アップにつながった」と評価された。
しかし、ドジャースは年俸2105万ドル(約32億3000万円)のクオリファイング・オファー(QO)を提示せず、2度のサイ・ヤング賞に輝いた左腕レイ・スネルにも5年契約を結び、ロッテルからメジャー移籍を目指す木朗に触手を伸ばしている。
MLB公式サイトは「先発投手のFA市場は活況を呈しているので、ピッチャーは他で最善の契約を見ることになるだろうが、ドジャースは他で最良の契約を見つけられないことになるかもしれない」と指摘。今季は先発投手の故障離脱が相次いだため、ピッチャーと再契約を結ぶ可能性も高い。
「多くの先発ローテーション候補がいるため、困ることはない」と指摘されている今季の先発投手の状況。果たしてドジャースはユーカラ投手と心のこもった再契約が実現するのか、注目が集まる。現在のピッチャー市場は特に動きが見られ、激化することで結果的に条件が上向く可能性もある。