健康

心筋梗塞患者が10年間で49%急増、16%は1年以内に死亡

2024-12-29

著者: 愛子

心筋梗塞の急増と死亡率

脳梗塞患者5人に1人、心筋梗塞患者6人に1人が、発症から1年以内に死亡することが分かった。さらに、急速な高齢化で、心筋梗塞患者はこの10年間で49%急増した。疾病管理庁は29日、このような内容が記載された「2022心筋血管疾患発生統計」を発表した。

心筋梗塞の発生件数と性別による違い

発表によると、脳梗塞の発生後、1年以内に死亡する確率(1年罹患死率)は12.1%で、前年(11.5%)比小幅増加した。罹患率は60代が16.9%、70代が11.8%、80歳以上が13.6%などと調べられ、高齢であるほど死亡リスクが高くなることが分かった。

心筋梗塞の発生件数の増加

2022年の心筋梗塞の発生件数は計139万4976件で、2021年の121万3154件から14.7%増加した。性別では、男性が121万5194件、女性が17万9782件で、やはり男性の方が多くなっている。一般的に男性は、心・血管疾患の危険要因である飲酒や喫煙を女性より多く行うため、心筋梗塞のリスクが高くなる。

心筋梗塞と女性のリスク

また、女性は、血圧を維持する役割をするエストロゲンの影響で、心筋を保護されるが、閉経後はその影響が減少し、リスクが上昇する傾向にある。

心筋梗塞の危険性と早期診断の重要性

心筋梗塞は「沈黙の殺人者」と呼ばれることが多く、初期症状が軽微であったり、見過ごされがちだが、早期の診断と適切な治療を受けなければ、重篤な結果を引き起こす危険性がある。政府は、心筋梗塞に関する法を基に、毎年、脳梗塞や心筋梗塞の統計を発表している。時期を逃さず、健康診断を受けることが重要だ。

心筋梗塞の予防と定期的な検査の必要性

心筋梗塞は心臓の血流が遮断されることで発生し、筋肉が壊死する危険性があるため、症状を無視せず、早期に医療機関を受診することが必要である。特に、高齢者やリスク群に属する人ほど、定期的な検査や健康管理を徹底することが求められる。