健康
心房細動に高電圧電流を用いた新治療法、神奈川県内で開始…従来の治療法より低リスク・短時間
2024-11-02
著者: 結衣
横浜市の総合病院(横浜市港南)では1日、不整脈の一つ「心房細動」の患者に高電圧の電流を用いた最新治療を開始した。高齢社会で心房細動の患者数が増える中、従来の治療法よりも低リスクで、治療時間も短縮される。各地での実施例があるが、県内での導入は初となる。
心房細動は、血液が流れ込む心房上部の左心房が1時間に500~600回(通常は60~100回)の速さで動く病状。血液が滞り、血栓ができやすくなり、心不全や脳梗塞のリスクが高まる。動悸(どうき)や不快感を感じることがあるが、約半数は無症状である。
国内の患者数は1100万人と推計され、同病院では年間400~500件の治療を行っている。高齢や心疾患が根本原因となり、高齢社会に伴い患者数も増加している。」},{