
夏風邪と冬風邪…症状の感じ方が違うのはなぜ? 医師に訊く、"夏風邪だからこそ気をつけるべきこと"
2025-06-10
著者: 蓮
「夏風邪予防でとるべき食材や栄養はありますか?」という質問に対して、「ある」と答えたのは1000人中73人(7.3%)。
具体的には、「野菜を食べる」(20人)、「果物を食べる」(11人)、「ビタミンを摂る」(10人)、「タンパク質を摂る」(7人)が多かったです。
具体的な食品名としては、「しょうが」(10人)、「にんにく」(4名)、「レモン(レモン水含む)」(3名)、「ういか」(2名)、「トマト」(2名)などが挙げられました。
「風邪をひいた」と言っても、その症状や原因、ウイルス感染は季節によって大きく異なります。立川パークスクリニックの久保田医師は、「夏風邪と冬風邪では、体の反応や対処の仕方がまったく違うため、同じように捉えてはいけません」と語っています。
冬風邪は主に、インフルエンザウイルスやライノウイルスなどが原因で、咳、喉の痛み、鼻水、発熱などの症状が一般的です。空気が乾燥しがちな冬場は、風邪ウイルスが活発になり、感染しやすくなります。それに対して、夏風邪は、主にコクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどが原因で、ノロウイルスのような感染症を引き起こすことがあります。気温が高い夏場は、体内の水分量が少なくなるため、より注意が必要です。
医師は「夏風邪は、胃腸に影響を及ぼすことが多く、食欲不振や下痢、発熱などが見られます。発熱の症状があった場合は、特に水分補給が大事です」と強調しています。
さらには、夏風邪は熱中症と重なることも多いため、細心の注意が必要です。気温が高い中での体調不良は、脱水症状や倦怠感を引き起こしやすくなります。医師は「しっかりと水分を摂取し、体を冷やすことが大切です。特に、飲み物の選択や食事の内容にも注意を払いましょう」と述べました。
特に暑い夏において、自身の健康管理が重要です。夏風邪を防ぎ、元気に過ごすためには、体調を整えるための食事や水分補給を習慣づけることが求められます。体調管理を怠らず、当たり前のことですが、予防策を講じることが何よりも大切です。そうすることで、元気な夏を楽しむことができるでしょう!