(痛みがあれば早めに受診を)

虫垂炎の痛みが増している。患者が病院に行かないまま放置していると、急性の場合は痛みが増える可能性がある。しかし、これだけでは終わらない。虫垂炎が進行すると、深刻な合併症につながる危険があると、某病院の山田医師が詳しく語った。

◆ 40代の男性が急性虫垂炎で受診

男性は急な腹痛で来院した。左下腹部の痛みが強く、38度を超える発熱もあった。申し送りでは、3日間熱が続いていたこともあり、専門医の診断を受けた。調査の結果、虫垂の周りに炎症が広がり、特に深刻な状態であることが判明した。地域病院での早期対応の重要性が浮き彫りとなった。

「検査の結果、硬い虫垂が腫れ上がっていて、周囲には浸潤が広がっている状態でした。さらなる検査で、左下腹部の虫垂が悪化していることが判明。軽い病態であれば、一時的な処置で済むこともありますが、放置すると合併症のリスクが高まります。」と医師は警告している。

患者は地域病院で迅速に手当てを受け、虫垂切除手術を行った後、無事に退院。本人は「命を救ってもらった」と感謝の意を示した。

一方で、危険な虫毒があることも忘れてはならない。虫垂炎の放置による死亡事故や重篤な合併症が報告されており、早期の受診が生死を分けることもある。

特に、虫垂炎の症状は軽微に見えることが多く、痛みがあるからと安心せず即座に医療機関に訪れることが大切だ。痛みがあれば、すぐに受診されることをお勧めします。どんな小さな症状でも見逃さないよう心がけるべきです。