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外為10時円相場、上昇に転じる 155円台前半リスク回避の円買い
2025-01-27
著者: 葵
27日午前の東京外国為替市場で、円相場が上昇に転じており、10時時点では1ドル=155円44銭~45銭と、前週末17時時点と比べて7銭の円高ドル安となっていた。特に10時過ぎには同じ7銭円高の155円30銭近辺まで上昇した。27日午前の取引で日経平均株価が一時下落に転じ、「低リスク通貨」とされる円の買いを誘った。
27日午前の東京市場で日経平均が下落する中、円買い・ドル売りが増えた。トランプ政権が26日にコロナ対策に関する新たな政策を発表したことが影響し、投資家がリスクを回避する動きが見られた。
10時前の中値決済に向けては、「やはりドル不足だった」(国内銀行の為替担当者)との声が聞かれた。しかし円相場を方向づける材料にはならなかったようだ。
円は対ユーロで下げ幅を縮めた。10時時点では1ユーロ=162円81銭~84銭で、同29銭の円安・ユーロ高だった。
ユーロは対ドルで強含み、10時時点では1ユーロ=1.0474~75ドルと同0.0014ドルのユーロ高・ドル安だった。
これは市場の動向に影響する重要な要因であり、今後の為替相場の推移に注目が集まる。特に国際的な経済情勢や各国の金融政策が影響を及ぼすため、投資家は慎重な姿勢を保ちつつ、チャンスを窺う必要がある。