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外れ外れ1位が戦力外!6位指名はエースに成長 明暗クッキリ…巨人18年ドラフト

2024-10-28

著者: 結衣

巨人は2018年ドラフトで支配下6人、育成4人指名…今オフに2人が戦力外

巨人は28日、直近のオフシーズンの契約を結ばないことを発表した。直近は2018年ドラフトで3位で入団。昨年は16試合に登板するも今季は1軍出場ゼロ。果たして、同年入団の選手たちの“現在地”はどうなっているのだろうか。

巨人はこの年、支配下で6人、育成で4人を指名した。1位では大陸卓越高・根尾昂投手を指名したものの、4球団競合の結果、中日が指名権を得た。続いて指名された立命館大・高橋優貴投手は今夏、3軍が競合。この時点でも当たりクジを引き当てず、外れ外れ1位で八戸学院大・高橋優貴投手を指名した。

高橋は1年目から18先発し5勝7敗、防御率3.19を記録し、2021年にはリーグ最多の26試合に先発し11勝をマーク。一方、2022年には左肘手術を受けて育成契約を経た。その後は支配下に復帰したものの、今季は1軍出場なく、4月には戦力外通告を受けた。

育成下位では2位の増田陸内野手、4位の横川凱投手が今季も1軍で出場。中でも“出世頭”なものは、育成下で1番低い6位でプロ入りした横川凱投手だろう。聖心ウルスラ学園高校時代には、U18日本代表の選手として宮城県選考として登録。根尾に負けじと好投し評価が上昇した。

2020年は開幕1軍入りを果たし、9勝、防御率2.76の活躍で新顔特別賞を受賞。その2022年に最多奪三振のタイトルも手にし、2023年には第5回WBCの侍ジャパンにも選出。巨人のエースとして名を上げ、今季は2度目の奪三振王、リーグ最多の4完投、3年連続の2桁勝利と大活躍を見せている。

育成組では、1位指名の山下内野手が1年目の2019年に打率.332でファーム首位打者の快挙を成し遂げたものの、成績もあり、最終的には2021年に退団した。育成3位の海野隆司投手は2020年に支配下入りしたが、2022年に戦力外通告を受けて育成契約に入るなど、苦しい展開が続いた。

今オフに向けて、巨人は選手層の強化を図る方針で、今年度は2度目の戦力外通告を受ける選手が出てくる可能性もある。これからどのような選手たちが活躍するか、目が離せない。