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外国旅行が困難な理由: 日本と海外の物価差がもたらす影響

2024-11-18

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11月初め、一週間の間にロンドンとニューヨークを訪問した。最近、日本と海外の物価差についての投稿をソーシャルメディアで目にすることが多く、筆者もそれに全く同じ感想を抱いた。

よく見かけるカフェでアメリカのアイスコーヒー1杯の価格を見ると、ロンドン市内のパティスリー(Pret A Manger)でのアイスブラックアメリカーノが3.4ポンド、約4663円(1ポンド=195円換算)だった。

確かな量は分からないが、おそらくスターバックス(Starbucks)の通常のトールサイズ(350ml)より高い。実際、ロンドン市内のスターバックスでもアイスカフェアメリカーノは3.5ポンドだったからである。

日本のスターバックスでは、現在、トールサイズのアイスコーヒーは475円(税込)で、ロンドンの方が高い40%の計算だ。

ちなみに、ペットボトル飲料もロンドン市内の店頭で1本0.7ポンド(約136円)だった。日本のスターバックスの110円なのだから、こちらは25%高い。

仮に円の対ポンド相場が直近で25%切り上がったとすれば、3.4ポンドのアイスコーヒーは510円、それでも日本国内での価格設定は7%超進む。

もちろん、日本のスターバックスの時給(現在約1,100円)とロンドンの時給は1,500ポンド以上の差があるので労働コストにも影響を受けるだろう。これが日本の物価を引き上げる要因となっている。

今後の物価動向について、業界関係者は「ロンドンでの消費者の購入力が日本よりも高いので、あまり物価が増加しない」という意見が多数ですが、実際には為替レートに敏感に反応するため、物価が高騰しやすいという意見も多い。

確かに物価の差は広がっているが、一方で日本が直面する物価の上昇は、国際的な商品価格が上昇するに伴うものである。つまり、今後もこの傾向が続くことは避けられないだろう。

それに加え、最近では燃料価格の高騰や物流コストの上昇も影響していることを忘れてはいけない。これにより、実質的な生活コストが上昇し続け、消費者にとって海外旅行がますます難しくなる。実際、多くの旅行者が日本の物価とその旅行先の物価を比較し、物価の高い国には行きたくないと考えるようになっている。

このように、海外への旅行や出張がますます困難になる中で、多くの人が「なぜこんなに物価が高いのか?」と疑問を抱いているのである。