2023年1月6日、VAIOが正式にノジマの傘下に入ったことが発表されました。この買収は、昨年の11月11日付けで合意されており、VAIOの93%の株式が取得され、総額は111億円にのぼるとされています。

VAIOは、事業運営方針を見直し、新たな収益源の確保に努める意向を示しています。コアビジネスの強化と高い製品品質の維持を目指し、VAIOの成長ポテンシャルを引き出すために、親会社であるノジマの経営資源を活用する計画です。

さらに、両社は対等な関係を築くことで、業務の効率化を図り、競争力を高めるための施策を進めていく方向で合意しています。これにより、国内外でのPC市場におけるVAIOの影響力を強化し、「日本発のPCメーカー」としての魅力を再発信する狙いがあります。

VAIOはIT・デジタル関連商品の提供を通じて、信頼性の高いブランドを築いてきましたが、今後はより幅広い市場を見据えた戦略を展開する予定です。特に、「デジタル一番星」としての提供価値を明確にし、グローバルに進出することを視野に入れています。これに伴い、法人向けビジネスの強化や新製品の開発に注力する方針です。

なお、VAIOは最新のテクノロジーを駆使した新製品を投入予定で、顧客に対するアフターサポートやサービスの充実にも力を入れていくとのこと。これにより、今後のVAIOがどのような成長を遂げるのか、目が離せない状況です。