
ウィーン大学への短期交流プログラムを実施しました
2025-03-26
著者: 芽依
国立高等教育院では、海外の大学間学生交流協定校に本学学生を向けた短期交流プログラムを7日間実施しています。このプログラムは、2025年3月5日から3月17日までの間に15名の学生がオーストリアのウィーン大学にてスプリングプログラムに参加しました。
本スプリングプログラムの内容は、長年本学との学術交流を推進してきたWolfgang Mazal 教授が中心となり、「Multidisciplinary Academic Seminar: Vienna 1880-1938 - Glory and Tragedy」と題されたテーマで行われました。政治、都市化、音楽などの異なる学術的視点から19世紀後半から20世紀前半にかけてのウィーンの激動期について深い考察を行う構成となっています。
現在、各分野の専門家による講義に加え、1365年創立のウィーン大学や周辺の歴史的建造物も視察しました。同大学の創立記念日3月12日には、市中心部にあるシュテファン大聖堂における式典に参加し、またオーストリア=ハンガリー帝国の時代からある国会議事堂の内部を見学するなど、本プログラムでは貴重な歴史的体験を得ることができました。
国立高等教育院では、夏(8~9月)と春(2~3月)に東アジア、東南アジア、欧州の協定校にて、全学共通科目「多文化教育演習:見る・聞く・知る」を含む短期交流プログラムを提供しており、長期留学への準備や、初めて海外の大学で学ぶ機会としても活用できます。海外留学に関心のある本学学生の積極的な参加が期待されており、各プログラムを通じて国際的な視野を広げ、多様な学問に触れることができる機会を提供しています。