「ついにここまで」山手線もワンマン運転へ JR東の大規模計画に「車掌さんの声はどこへ」「運転士なき時代が来た」
2024-11-06
著者: 海斗
2030年頃までに首都圏主要路線でのワンマン運転を実施へ
JR東日本は2024年11月6日、首都圏を走る常磐線各駅停車と南武線で、2025年春からワンマン運転を行うと発表しました。
同社は、少ない利用者での列車編成の短いローカル線でのワンマン運転を進める一方で、多く編成が長い主要路線でもワンマン運転を導入する計画です。これについて「人手不足や社員の定職意識の変化に対応し、鉄道をより効率的でサステナブルな輸送手段に変革していく」と同社は説明しています。
首都圏でのワンマン運転の具体的な計画
首都圏でのワンマン運転は、2025年春から常磐線各駅停車(10両編成)と南武線(6両編成)で開始され、次いで2026年春から、横浜・根岸線(8両編成)でも実施されます。これにより、山手線、京浜東北・根岸線、中央・総武線各駅停車、横須賀・総武快速線でも準備を進め、2030年頃までにワンマン運転を実施する計画です。
安全対策と技術導入
ワンマン運転に向けてホームドアの整備を進めるほか、乗客が乗り降りする際の様子を確認できるモニタを運転士に設置。また、異常時などに乗客と輸送指令室が通話できる機能や、輸送指令室から直接車内へ送信する機能も導入されます。これにより、輸送指令室から列車内の様子をリアルタイムで確認できる機能や、車両に伴走するカメラで線路内の障害物を確認するシステムなどの早期導入も進めます。
ATO(自動列車運転装置)の整備
また、輸送安定性の向上と運転士の負担軽減のため、ATO(自動列車運転装置)やTASC(定位置停止装置)を整備します。各路線では、安全対策を強化しつつ、スムーズな運行が図られる見通しです。
SNSの反応
SNSでは多くのユーザーが「ついにここまで来たか」「とうとう始まるか!」と驚く投稿が増えており、「イキに大規模ですね」と驚く声が多く寄せられています。また、「運転士さんの優声はどこに行ってしまうのか」とか、「運転士と呼ばれる職種は、過去のものになるね…」など、電車から車掌がいなくなることに言及する人々もいます。
さらには、「複雑路線でワンマンはやめて欲しいな」「埼京線とか混雑にワンマンで耐えれるのかな」と不安視する投稿や、「まあしゃあないか」「人手不足なのは事実だから運行手段がない」といった理解を示す投稿も見受けられます。