テクノロジー

TSMC、エヌビディアなどにインテル合併会社へ出資か—関連銘柄

2025-03-12

著者: 愛子

[新ポール/ニューヨーク/台北 12日 ロイター] - 半導体生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)(2330.TW)は、ミハをはじめとする半導体大手エヌビディア(NVDA.O)、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD.O)、ブロードコム(AVGO.O)に対し、インテル(INTC.O)の工場を運営する合併会社への出資を申込んだ。事実に詳しい複数の関係者が明らかにした。

この提案では、TSMCがインテルのファウンドリー部門の運営を行うが、同社が50%以上の株式を所有することはないという。

TSMCはクアルコム(QCOM.O)にも出資を持ちかけた。同関係者によると、トランプ政権がインテルの再建を支援するようTSMCに要請したことを受け、初期段階の交渉が行われている。

最終的な取得はトランプ政権の承認が必要となる。金銭的な詳細は不明。トランプ政権はインテルや同社のファウンドリー部門の完全所有を望んでいない。

インテル、TSMC、エヌビディア、AMD、クアルコムはコメントを控えた。パライトハウスとブロードコムはコメント要請に応じなかった。

インテルは昨年、多数の減損処理などで118億ドルの純損失を計上。119億ドル以降の赤字となった。また、同社のウォン・ホアンCEOは事業再建の必要を訴えている。今後の動向に注目が集まっている。