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トヨタが「空飛ぶクルマ」国内初飛行、東京から東富士見まで15分…大宮・関西万博でデモ飛行目指す!

2024-11-02

著者: 蒼太

トヨタ自動車は12日、出資する東京・富士見市にある「トヨタ東富士研究所」で空飛ぶクルマ「ジョビー・エアロシステム」が開発した機体の初飛行に成功したと発表した。この計画は2030年に商業運航を開始するという目標があり、大宮や関西万博でのデモ飛行も予定されている。

この国内初の飛行は、11月末に行われ、同研究所で報道陣に試験機を披露した。機体は全長6メートル、全幅12メートルで、定員は乗員・乗客計5人。上空での時速は約100キロメートルで、東京から東富士見市までたったの15分という短時間での移動が可能である。空飛ぶクルマは、今後の都市交通手段として期待されており、その利便性が注目を集めている。

機体は、航空機のように高い性能を持ちながらも、車の運転士が操縦しやすい設計となっており、空の移動に革命をもたらす可能性がある。また、トヨタはこのプロジェクトに予算約200億円を投じ、多くの技術者や専門家を集結させながら開発を進めている。

トヨタの創業者である豊田喜一郎氏が空を飛ぶ車両に夢を抱いていたという歴史があり、実現に向けた一歩を踏み出したと言える。この計画が成功すれば、都市間輸送や災害救助活動など様々な場面で活用されることが考えられており、今後の進展が非常に楽しみである。今後数年で商業化が進むと、多くの人々に新たな移動の選択肢を提供することが期待されている。