ビジネス
トルコ外為市場=ドル1年ぶり高値、トランプ旋風続き5連休の基調
2024-11-14
著者: 芽依
【ニューヨーク 14日 ロイター】 - 週末のニューヨーク外為市場では、ドルは主要通貨に対して上昇し、1年ぶりの高値を記録した。11月5日の米大統領選で勝利したトランプ氏の政策期待が支持材料となり、5連休となる見通し。ドル/円は117円台に上昇し、終盤では111.16円となった。
ユーロ/ドルは12月以降の安値に下落。市場では1.15ドル台に上昇したが、終盤では1.13ドルにまで下がった。
ポンド/ドルも連日安値を更新し、終盤では1.14ドルに達した。
スタンダード・チャータード銀行(ニューヨーク)のスティーブン・イングランド氏は、大統領選後、市場はトランプ氏の政策形成に注目し、関連であれ各国政府であれ、市場の動向に影響を与えると語った。「市場はトランプ氏が約束した角度を全て実行するだろうということを想定している」と述べた。
主要商品に対するドル指標は一時117.10で、12カ月ぶり高い水準を記録している。
暗号資産(仮想通貨)のビットコインは10.19%高で、18万9194ドルとなるなど高い影響力を保っており、過去最高値をさらに更新する可能性も。前日は史上最高値19万3148ドルを記録した。
トルコのアメリカ利上げ恐怖が再燃し、次期金利上昇率の高まりが予測されていることから、国際市場での注目度は一層高まっている。
ホワイトハウスの関係者はこうした動向を受け、「選挙結果を受けトルコの市場も大きく変化する可能性がある」として、経済の全般的安定を見越すことの重要性を強調した。