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トランプ政権の「ゴールデンドレーム」構想、宇宙軍との本格的な軍事競争の幕開けか

2025-05-23

著者: 芽依

2023年10月12日、ロイター発 — トランプ政権の次世代ミサイル防衛構想「ゴールデンドレーム」は、数十年前から議論され続けてきたもので、現実化すれば宇宙空間における新たな軍事規範が登場するかもしれません。この構想は、宇宙と地上での兵器システムを統合し、17兆ドル(約2,500兆円)に及ぶ費用が見込まれています。

過去10年間で激化する宇宙軍事化の動きを受け、宇宙を舞台とした新たな軍の構築が急務とされているのです。米国、ロシア、中国はそれぞれ、宇宙での軍事戦略を強化しており、軍事的なプレゼンスを高めています。

国々の宇宙戦力において、特に米国は高い技術を基にした防衛システムを構想しており、その背景には、近年の幾度となくタフな対立が影響しています。トランプ政権下で新たな「ゴールデンドレーム」戦略が発表されることで、国防の基盤や戦略の見直しが急速に進む見込みです。

防衛専門家の間では、この新しい軍事戦略が持つリスクと可能性について、賛否が分かれています。一方で、攻撃力の大幅な向上を期待する声もある一方、宇宙における緊張が高まることへの懸念も強くあります。

トランプ大統領は、月に兵士を派遣し、さらには火星への進出も視野に入れているとされ、そのビジョンは迅速な実現を求める声が高まっています。彼は10月に「ゴールデンドレーム」計画を発表する意向を示しており、これが対外的なメッセージとなることが期待されています。

この動きが宇宙軍拡競争のスパークとなるのか、それとも国際的な合意につながるのか、今後の展開が注目されます。各国がその反応をどう持つのか、また、宇宙という新しい舞台での軍事的戦略がどのように変化していくのか、全世界が固唾を飲んで見守っています。