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トランプ氏、TIKTOK買収で多数人と交渉 30日以内に決断か

2025-01-26

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[米大統領専用機上 15日 ロイター] - トランプ大統領は15日、中国系動画投稿アプリ「TIKTOK(ティックトック)」の買収について多数人と交渉しており、今後30日以内に同アプリの運営に関して決断を下す可能性が高いと述べた。

フロリダへ向かう大統領専用機上で記者団に、「私たちはTIKTOKに関して多くの人と話しており、TIKTOKには大きな関心が寄せられている」と強調した。

ロイターはこれに先立ち、事情に詳しい関係者の話として、TIKTOKの運営を事実上掌握するためにトランプ政権が、テック企業による買収の計画を進めていることを報じていた。

同社の1人によると、ホワイトハウスが取引に関してオラクル社(ORCL.N)のような大手企業を活用する計画があると明かした。

この動きは、トランプ政権が中国アプリに対して強硬な姿勢を示す中で進んでいる。バイトダンスが交渉している買収先は、TIKTOKの米国法人で、データ保護とスプトルの更新はオラクルが監視する予定となっている。

ただし、トランプ大統領は、「私たちはTIKTOKに関連してオラクルに直接夕食を提案したわけではない」と強調した。

関係者は、オラクルとの連携的な取引条件は流動的であり、変更される可能性があると明らかにしている。

交渉中の取引では、バイトダンスに出資している米投資家の参加が見込まれているという。バイトダンスの米投資家には、ジェフ・ベゾス氏のサスケハナ・インターナショナル・グループ、ジャネット・イエレン氏のアトランティック・グループ、ジム・クレイマー氏のスカイ・キャピタルなどが含まれている。

各社いずれからもコメントを得られていない。