トランプ氏、日本は自国を開放しなければならないと伝えた 石破首相との電話協議

2025-04-08

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トランプ米大統領は7日、同日開催された石破茂首相との電話協議で「日本は自国を開放しなければならない」と述べた。この発言は、特に自動車や農産物に関する貿易障壁の存在を指摘したものであり、日本が米国製品の輸入をもっと促進する必要性について強調された。自動車産業は、日本の主要な輸出産業の一つであり、特にトヨタやホンダなどの国際的ブランドが存在していることから、米国市場における競争力が重要視されている。

トランプ氏はさらに「彼らは米国で何百万台もの車を販売しているが、日本では我々の車は売れない」と主張し、日本市場における規制についても触れた。具体的には、農産物に関して、日本は米国からの輸入を厳しく制限しているとし、これが貿易の不均衡を生じさせる要因となっていると指摘。

これに対し、石破首相は、日本市場の開放に向けた取り組みを継続していく意向を示しつつも、「我々は日本の農業を守る責任もある」との見解を述べた。また、日米間の貿易交渉においては、お互いの立場や利益を考慮しながら慎重に進める必要があると強調した。

この電話協議は、貿易問題に関する話し合いの一環であり、今後の両国間の経済関係に大きな影響を及ぼす可能性がある。日米貿易交渉は、アジア太平洋地域における経済の安定を図るためにも、重要なテーマとして今後も論じられるだろう。