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トランプ氏の「外国歳入庁」設立案、イエレン財務長官が疑問提起

2025-01-16

著者: 芽依

ニューヨーク 15日 - イエレン米財務長官は15日、トランプ次期大統領が提唱した新政府機関の設立案について言及し、既存の機関との重複を指摘しながら歳入減に繋がる可能性があると述べた。

トランプ氏は14日、減税や税金の取り扱いを容易にする「外国歳入庁」を設立すると明言し、その背景には多くの歳入を外国から取り入れる狙いがある。しかし、イエレン長官は「米国の納税者のためにお金を節約しようとしているのであれば、重複する機関を設立するのは良い第一歩とは思えない」と発言。

また、トランプ氏の提案に対して「米国の消費者への増税に相当する」と批判し、「外国からの歳入に依存する道は賢明ではない」と警告した。

特に、トランプ氏の提案は「企業利益のコスト上昇や世界競争力を低下させる」との意見もあり、米国外への経済影響が懸念されている。イエレン長官は「企業の競争力は、米国市場だけでなく、国際市場においても必須であり、慎重な判断が求められる」と述べ、その必要性を強調した。

この問題に関して、専門家たちは「企業の行動が国民の生活に直接影響を及ぼすため、政府は適切な政策を導入する必要がある」との意見を示している。

一方、経済界からは「トランプ氏の提案は問題であるが、真剣に議論して行く必要がある」との声が上がっている。現在、アメリカ国内での政策が話題になる中、国際的な経済情勢も注目されている。

トランプ氏の案は、今後のアメリカの経済政策に大きな影響を与える可能性があり、引き続き注目が集まるだろう。政府の姿勢次第では、米国民の税負担が増す懸念もあり、国民の反発を招くのではないかとの意見もあがっている。

果たして、このような新しい施策が果たして実現されるのか、そしてそれがどのような結果をもたらすのか、今後の動向に目が離せない。