通販大手ベルーナ（埼玉県上尾市）は、新年用に注文を受けたおせち料理のうち、11万5100世帯分の配送が遅れていることを発表した。元日までに届かない可能性があり、顧客への影響が懸念されている。

同社によると、配送遅延の原因は「結（和三段重）」と「彩詰（和膳中三段重）」という2つの商品の一部において物流の管理ミスが発生したためだ。特に、配送期限の今月19日に間に合わなかったことが大きな問題となっている。

遅延が生じた全世界では代金を返金し、11万1000円分の商品券も進呈するという。しかし、これは顧客満足に影響を与え、ブランドイメージにも打撃を与える可能性が高い。

さらに、物流業界全体でも人手不足や繁忙期による影響が続いており、今後も類似の問題が発生する可能性が指摘されている。特に、年末年始というピークシーズンにおける労働環境の厳しさが顧客対応に及ぼす影響は無視できない。一方で、顧客からは企業全体の対応に対する期待が高まっているため、今後の施策が注目されている。