テクノロジー

【特集】モバイルPCゲーム性能対決!最新Core UltraとRyzenはどっちが優れている?

2024-11-11

著者: 裕美

2024年に登場するモバイル向けCPUにおいて、IntelとAMDの双方が内蔵GPUの強化に力を入れています。旧世代のCPUでも「それなりにパフォーマンスは出ている」とされることが多いため、内蔵GPUがどの程度のパフォーマンスを発揮できるのかが気になるところ。今回はASUSとの共同開発による、Intel製CPU「Core Ultra 7 258V」とAMD製CPU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載したPCの比較を行います。

比較ポイント

今回テストするのは、14型ノートPCの最新モデル。比較するポイントはたくさんありますが、以下の要素に注目していきましょう。

1. 最新14型ノートPCのパフォーマンス比較 2. パフォーマンステストによるユーザーの違い 3. 各ゲームにおけるフレームレート - サイバーパンク2077 - フォートナイト - Apex Legends - ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON - Cities: Skylines II - ロマンシング サガ2 リブート - ディアブロ IV - マインクラフト

ここで注目したいのは、ゲーム毎のパフォーマンスを向上させるための内蔵GPUの役割と、必要な性能指標です。特に、内蔵GPUがどの程度効率的にゲームを動かせるのかが重要です。

テスト環境

テストに使用したPCは、Intel製CPUが搭載された「Zenbook S 14」とAMD製CPUが搭載された「Vivobook S 14」。以下のスペックで比較を行います。 製品名 | CPU | GPU | メモリ | SSD | ディスプレイ | OS ---|---|---|---|---|---| Zenbook S 14 | Core Ultra 7 258V | Intel Arc 140V | 32GB LPDDR5X-8533 | 1TB (M.2 NVMe/PCIe Gen4) | 2880x1800 120Hz | Windows 11 Home Vivobook S 14 | Ryzen AI 9 HX 370 | Radeon 890M | 32GB LPDDR5X-7500 | 1TB (M.2 NVMe/PCIe Gen4) | 2880x1800 120Hz | Windows 11 Home

ゲームテスト結果

ゲームテストでは、出てきた数値に興味深い変化が見られました。Intel側が内蔵GPUのパフォーマンスにおいてはやや劣位のようですが、AMDの方が高パフォーマンスを発揮しているとの結果が見えてきました。特に、各種ゲームにおいて高設定でのフレーミングレートがAMDの方が高く、特に「サイバーパンク2077」や「エーペックスレジェンズ」においてのフレームレートの結果が顕著です。

最新技術への注目

また、次のポイントとして、両社の最新技術に注目が集まります。Intelの「Intel AI Boost」技術はパフォーマンスの最適化、AMDの「Ryzen AI」はユーザーがゲームをより良く体験できる工夫をするものです。これにより、内蔵GPUへの依存が高まっていくことが予想される中、実際の使用感も見ていく必要があります。

結論

結論としては、モバイルPCゲーム性能においては、現在のところAMDの方が優位に立っていると考えられます。しかし、高機能を必要とするゲームが増えていくにつれ、Intel側も今後の技術改善に期待がかかっています。双方のCPUがいかに進化していくか、今後の展開に目が離せません。