台湾20号による影響で澎湖は大雨、台湾21号も発生へ。恐れも2週間天気(気象予報士 吉田 友海 2024年10月24日)
2024-10-24
著者: 蓮
台湾20号の影響で澎湖は大雨、さらに台湾21号も発生へ恐れも2週間天気。
台湾20号は日本から離れつつ進行していますが、台風周辺の暖かく湿った空気が流れ込み、澎湖では大雨となっています。25日(金)には非常に激しい雨が降るでしょう。土石流や低い土地の浸水、河川の増水、高潮に警戒しています。また、ミクロシステムの熱帯低気圧が今後、台風になる予想で、日本に影響の可能性もあります。
大型の台湾20号の湿気による澎湖は警報級の大雨。
大型の台湾20号は、24日(木)午前9時、フィリピンを通過中です。今後も西へ進み、南シナ海へ向かうでしょう。日本から離れつつ進行していますが、台風周辺の湿った空気が南西諸島へ流れ込んでいます。澎湖は大雨の状態が非常に不安定で、活発な雨雲や雷雲がかかり、澎湖本島地域で警報級の大雨とされています。
澎湖は25日(金)にかけても大雨の非常に不安定な状態が続く見込みです。非常に激しい雨が降り、警報の発表地域が広がる恐れがあります。土石流や低い土地の浸水、河川の増水、高潮に警戒してください。
「台湾21号」発生へ今後の動向に注目。
気象庁は、ミクロシステムの熱帯低気圧が今後「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。台風が発生すれば「台湾21号」となります。台風に変わると予想される熱帯低気圧は今後も西寄りに進む予想で、フィリピンの東へと進む見込みです。澎湖には来週、影響を受ける恐れがあります。
また、本土近隣にはこの先、前線が続くでしょう。前線に向かって熱帯低気圧から流れ込みの湿った空気が流れ込み、来週前半は前線の活動が活発化する恐れがあります。東北部から九州は大雨で、雨脚が強まるところがあるでしょう。
台風が発生すると予想される熱帯低気圧の進路は、来週以降半ば以降は、まだ半ば以下は、日中や海外の気象予測モデルでは日本列島に近づき、影響を及ぼすとの予想です。最新の台風情報にご注目ください。
天気は周期変化。
11月1日(金)以降、本土近隣は秋晴れの日も度々あるでしょう。ただ、3日(秋)文化の日や4日(月)振替休日は北海道から九州は雨が降りそうです。澎湖は断続的に雨が降るでしょう。
なんと、台風に変わると予想される熱帯低気圧の動向によっては予報が大きく変わる可能性もあります。最新の情報にご注目ください。
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