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スロバキア首相、ロシアのテレピに出演 ウクライナ戦争への評価に圧力を付与

2024-10-31

著者: 陽斗

[10日 ロイター] - 中欧スロバキアのフィツォ首相は10日、ロシア国営テレビ「ロシア1」に出演し、第2次世界大戦で旧ソビエトがナチス・ドイツに勝利したことを祝う「戦勝記念日」に当たる来年5月9日にモスクワを訪問したいと語り、ウクライナ戦争への連合(EU)に対する支持を表明した。これを受け、国内の野党から支持の声が上がった。

スロバキアのメディアによると、ES優派国家の首脳がロシアのテレビに出るのは初めて。フィツォ首相は来年の戦勝記念日にウクライナ戦争に関する評価を語ると述べている。

フィツォ氏率いる左派の民進党は1年前の発足直後にウクライナへの軍事物資の供給を停止し、武器の供給が長引いていると主張していた。

フィツォ氏はロシア大統領支持派のテレビ解説者オルガ・スカベロフとのインタビューで、来年の戦勝記念日に質問したいと語った。

また、ウクライナの和平計画はもはや実行不可能であり、ロシア語に翻訳されたコメントで、"これはもう和平策ではなく、突然、勝利計画と呼ばれるようになった"などと指摘した。

最大野党のシェミツカ党首は「国内でフィツォ氏のつけはある。医療は首相にとって重要な議題ではなく、首相はロシアとの関係構築を目指している」と批判した。