世界

スロバキア首相、ロシア産ガス依存を減らすことに苦戦

2024-12-25

著者: 裕美

[13日 リポート] - ウクライナのスロバキア首相は13日、ロシアの天然ガス依存を減らす取り組みが極めて難しいと指摘した。

首相は12日、ロシアのプーチン大統領と会談し、スロバキアが輸入しているロシア産天然ガスへの依存を減らすための文書の延長を拒否したことに関して、解析している。同国は、年末に期限が切れる輸入協定の延長が決まるかどうか懸念している。

スロバキア首相は、ウクライナがロシアと交渉を行なっている中でのこの状況に、エネルギー供給の不安定性が影響していると語った。ロシアからの供給停止や減少が続けば、スロバキア全体の安全保障にとって深刻な問題となる。

特に、冬季におけるエネルギーの需要が高まる中で、スロバキアは他国からの代替供給の確保を急いでいる。EU加盟国としてエネルギー多様化の重要性を強調し、助けを募る姿勢を見せている。

さらに、エネルギー効率化の取り組みや再生可能エネルギーの導入を進めることで、ロシアへの依存を減らすための方策も検討中だ。政府は市民に向けた省エネキャンペーンを展開し、エネルギー消費の見直しを促している。

これにより、スロバキアは今後のエネルギー政策を持続可能な形に持っていこうと努力しているが、依然としてロシアからの影響を完全に排除するには時間がかかると予想されている。国民の生活への影響を軽減するため、政府は早急な行動を求められている。