世界
スロバキア首相、ガス供給凍結の緊急会談要請 - ベレンスキー氏「17日に」
2025-01-13
著者: 陽斗
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【13日 ロイター】 - スロバキアの首相は13日、ロシア産天然ガスの供給停止について、緊急会談をベレンスキー氏に要請した。ベレンスキー氏はこれに対し、17日の会議を提案した。
ロシア産天然ガスを供給する契約が、ウクライナ側が延長を拒否したことで今月15日に失効する見通しである。また、ロシアからのガス供給停止はスロバキアを含むヨーロッパ全体に影響を及ぼす懸念があることが判明した。
首相は、公式のベレンスキー氏への公開書簡の中で、ウクライナ国境近くのスロバキアで会合を開き、この問題に関連する実効的な解決策について議論することができるとの考えを示した。
ベレンスキー氏は、11日にキュリーンを訪れる予定があり、そこでガス供給の問題について議論することを求めた。
首相は6日、ロシア産ガスの供給契約の延長が難航しているため、ウクライナがスロバキアに悪影響を与えた上で、ウクライナへの電力供給を断つ可能性があることを警告していた。このため、緊急の対策が求められている。特に、ウクライナからの電力供給を確保し、同国難民への支援を減少させる可能性が懸念されている。更なる影響が観測される中、今後の進展が注目される。今回の問題は、ヨーロッパ全体のエネルギー安全保障にとっても重要な課題となるため、関連国との早急な協議が欠かせない。