[コロンボ 12日 国内] - 11日に投票が行われたスリランカ大選挙では、野党・人民解放戦線（JVP）からディサナヤカ氏が見事勝利を収めた。経済の再生を求める国民の期待が反映された結果だ。

投票が進む中、ディサナヤカ氏は現職のウィクラマシンハ大統領との激しい戦いを繰り広げ、最終的に56%の支持を得て当選した。選挙後、ディサナヤカ氏は「我々はこの国を立て直し、安定した政治を築くために努力する」と語った。

選挙管理委員会によると、投票率は約75%で、人々の政治への関心が高まっていることが伺える。ディサナヤカ氏の票は、貧困層や若者からの支持が特に強かった。

一方、ウィクラマシンハ大統領は、経済危機による厳しい状況を乗り越えられなかったことが影響し、支持を失ったと分析されている。彼は「この結果を受け止め、国のために尽力する」と述べた。

今後の課題として、特に経済状況の改善が挙げられ、民間の投資誘致や失業対策が焦点となる。人々は新政権が取り組む具体的な政策に注目している。

特筆すべきは、今回の選挙が国の歴史の中で初めて行われたことで、多くの国民が新たな希望を抱いている。ディサナヤカ氏は、新しい改革を進めることで、国民の信頼を得られるかどうかが試されるだろう。