上越保健所管内の手足口病の報告数は、10月28日から11月3日までの期間で、昨年同時期と比較して増加しています。

新型コロナウイルス感染症の影響

近年、手足口病は乳幼児を中心に流行しており、特に2023年は新型コロナウイルスの影響で、衛生管理が求められる中でも依然として多くの感染が報告されています。これは、一般的な感染症対策が取られ続けているものの、手足口病に対しての警戒心が薄かっているためと考えられます。

流行の動向

上越保健所管内の報告数は、定点医療機関において先週の1.60人から、今週はさらに増加し1.74人となっています。県全体でも同様の傾向が見られ、特に小さなお子様をお持ちの家庭では注意が必要です。

予防策

手足口病は飛沫感染や接触感染が主な感染経路です。以下の予防策を心掛けることが重要です。

- 石けんと水での手洗いを徹底する。

- 嘔吐物や便の処理をしっかり行い、周辺を清潔に保つ。

- 症状が出ている場合は、保育施設や学校への登校を控える。

特に幼児や乳幼児は、重症化するリスクがあるため、症状が見られた場合にはすぐに医療機関を受診するようにしましょう。今後も手足口病の動向に注目です！