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ソニー、αレンズ初のズーム全域開放F2の標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」

2024-11-19

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ソニーは、αレンズで初のズーム全域開放F2を実現した大口径標準ズームレンズ「FE 28-70mm F2 GM」を12月13日(金)に発売する。市場推奨価格は50万円前後。

このレンズは、描写力とズームレンズの利便性を兼ね備えた優れた性能が特徴です。最大口径92.9mm、重量918gで、同クラスのレンズとしては小型軽量な設計になっています。同じくG MasterのF2.8標準ズームレンズ「FE 24-70mm F2.8 GM II」と比較しても、最大口径は87.8mm、重量695gとより扱いやすい仕様です。

レンズ構成は、14群20枚で構成されており、超高精度非球面XAレンズ3枚、非球面レンズ3枚、スーパEDガラス3枚、EDガラス1枚を含んでいます。この構造により、色収差を抑え、シャープでコントラストの高い画質を実現しています。また、フレアやゴーストを抑えるナノARコーティングも施されており、逆光下での撮影でも優れた性能を発揮します。

オートフォーカスには4基のXDリニアモーターを採用し、α9 IIIのAEAF追従や最高120コマ/秒の高速連写にも対応する高い性能を持っています。さらに、αシリーズカメラのフリーピング正弦波といった機能にもしっかり対応しています。

フローティングフォーカス機構により、最短撮影距離はズーム全域で0.38mと非常に近接したところでの撮影が可能です。

絞り羽根は11枚を使用し、新設計ユニットを搭載することで、絞り開放から2段絞りでも高い円形状を保ちます。

ソニーの「FE 28-70mm F2 GM」は、公式発表されている同様の性能を持つ他社製品として、キヤノンの「RF28-70mm F2 L USM」が挙げられます。ソニーは、この新しいレンズでプロのフォトグラファーやハイアマチュアに向けた新しい撮影体験を提供することを目指しています。