松山英樹が記録的Vに贈るセンス溢れるパター技術
2025-01-07
著者: 蒼太
松山英樹が新年の幕開けで史上初の快挙を達成した。PGAツアーの大会で通算数を記録したのだ。
松山は「ザ・センチュリー」で、キャリア11度目となるPGAツアー制覇を掴み取り、記録的な勝利を挙げた。松山はこの大会において、世界ランキング4位のクリン・モリカワに3打差をつけ、通算「257」をマークしたことは、PGAツアーにおける72ホールの最多アンダーパー記録を塗り替える結果となった。
先週大会のスタートでは、ストローク・ゲインド・アプローチ・ゲーム(グリーンを獲得する精度を示す指標)で1位、アプローチ、パッティングで2位となり、またパッティングも3位以内に食い込む好成績を収めた。同大会において、特に注目されたのが新しくバッグに加わったスコッティキャメロン「009M センタースタッフ パター」であり、パッティングは彼にとって向上の兆しを見せた。
松山は毎週のようにツアーの現場で様々なタイプのプロトタイプのパターを試していることで有名だが、大きなプランにはプランニングのフォーカスもあった。今週、シャフトがクリアラインのヒール側ではなく、中央に接続されているセンタースタッフパターに4日間使用していたため注目された。
一般的に、プランニングのフォーカスのヒール側に重心があり、通常はパターでアプローチを行うのが常だが、大きく見えていてもサウンドは通常よりも心地よく、通常は分かりやすく、通常はスタートするために回復を継続することが集中力を高め、通常は繰り返しに向けたパフォーマンスに大きく寄与している。
また、同社の2025年モデル「スリクソン Z-STAR XV ボール」も、24ヶ月の「ジャパンシリーズ選手権」の前にプロトタイプのゴルフボールに乗り換えていた。
Z-STAR XV ボールには新しい極薄ウレタンカバーが採用され、“バイオマス”設計により耐久性が強化されている。スリクソンの研究開発副部長であるジャフ・ラングスキは、「この世代のZスチームに対する我々のアプローチは、パフォーマンスを妨害することなく、長持ちするボールを作り出すことです。この世代特有のカバーと強固なコーティングによって、各ボールのスピン性能は向上していますが、同時に我々のチームはティからグリーンへの一貫性を確保しています」と述べている。
さらに、中芯の強化、内側から外へかけての強度が増す新ファストレイヤーDGコアの設計がスピン量と飛距離の最適化を補っている。ボール変更後に3勝(24年「ジャパンシリーズ選手権」「セントリーツアー」「サンフィッシュリリーフ」)を重ねていることからも、このボールが松山にとって極めて重要な武器であることは明らかだ。
松山の勝利の陰には、鋭いパッティング技術と革新性。今後の活躍にも期待がかかる。明日の試合でどのような新たな記録が生まれるのか、目が離せない!