テクノロジー
ソフトバンクと富士通、「AI-RAN」実用化に向け連携強化
2024-11-14
著者: 桜
ソフトバンクと富士通は11月13日、AIと無線アクセスネットワーク(RAN)を統合する「AI-RAN」の実用化に向け、パートナーシップを強化すると発表した。
AI-RANを活用することで、モバイルインフラ関連の投資効率が向上し、移動時や混雑時でも、安定した高品質の通信を提供できるようになる。さらに、リアルタイム解析・解決の機能を活用した新たなサービス開発も可能になる。
今後、米国テキサス州ダラスにある富士通の拠点にAI-RANの検証ラボを共同で設立し、技術検証、AI-RANの理解促進、エコシステム拡大を推進していく。またAIを応用することでRANの性能を最大化するソフトウェアを研究開発し、実環境で通信性能を最大限に引き出すための実証を進めるという。
富士通は2024年10月よりソフトバンクが実施しているAI-RANの場外実証実験で協力し、ソフトバンクは、仮想無線アクセスネットワーク(vRAN)ソフトウェア、Radio Unit(無線機能)などを提供している。これにより、相互通行での高品質通信が可能であることを確認した。
その後2024年10月25日、AI-RANの2026年以降の実用化に向けたパートナーシップ強化に関する覚書を締結していく。