世界

SNS未接触先住民の「新たな脅威」にインフルエンサー無断で入域禁止

2025-04-04

著者: 裕美

2時間前

ソーシャルメディアのインフルエンサーが、外界と接触のない先住民に対しての「新たな、依然として解決されていない脅威」として懸念されている。近年、SNSにより多くの人々が自撮りを投稿し、その中には先住民が住む地域に無断で入り込む様子が含まれることが増えてきた。今回、インフルエンサーが複数の厳しい規制が施された島に不法に上陸し、その様子をSNSで拡散したことが問題視されている。

ミクロネシア・フリクトロッド氏は、先住民との接触を試みるために北センチネル島に上陸したとして、警告を発した。これに対し、保護団体「サバイバル・インターナショナル」は、彼の行為が先住民の生存と安全を脅かす危険があると警告。保護団体の活動家は、本行為が「非常に不安を感じる」と述べている。

アメリカ人の担当者はこの状況を認識し、「骨のある法律」でインフルエンサーを取り締まるための行動を検討。「アメリカ国民がこの地域に近づくことを禁じている」とも語っている。

AFP通信によると、クリワル長官は、ポリネシアの人々がこれまでに感じた不安とともに、この島の保護のための行政が行われていることを確認した。

さらに、先住民の保護を受けている地域では、インフルエンサーによる上陸を防ぐために厳しい法律が施行されており、その違反には厳罰が科されることが明言されている。

この問題は新しい挑戦であり、国際的な旅行者と先住民を守るための意識を高める動きが必要とされている。解決には、調査と共に強固な措置が求められる。

実際、先住民は「非接触の文化」として数世代にわたり独自の生活を続けてきた。そのため、外部からの干渉は彼らの生活様式に深刻な影響を与える可能性がある。

今回のインフルエンサーの行動は、SNSの影響力と責任の重要性を考えさせる事例である。観光客やインフルエンサーが地域の文化と生態系を尊重することが、今後の持続可能な関係にとって欠かせないことを示している。