個人開発者のhokuさんが手掛けるSNS「タイツリー」のiOSアプリ版が11月14日に登場しました。これまではiOSではブラウザからアクセス可能でしたが、アプリからも利用できるようになります。しかし、単なるアプリ化だけではなく、残念ながらあまり新機能は追加されていない模様です。「ひとまずアプリ化しただけ」とhokuさんは語っています。

タイツリーは2023年7月にX（旧Twitter）がAPIの提供形式を予告なく変更したことを受けて、hokuさんが「有料APIの機能削減を事前告知なく行わない」とのコンセプトで公開したSNSです。当初はXに類似した機能を持つこともあり、同年8月にはユーザー登録者数が19万人を超えるなど、Xからの移住者が増加しました。

現在は匿名性の高いコミュニティが活発になっており、差別化が進んでいます。2024年10月にはAndroid版も公開予定で、さらに多くのユーザーが利用できるようになります。

11月15日にはXの規約変更が話題となり、「退出」を呼びかけるユーザーが増加している中、今回のiOS版はApp Storeの無償アプリランキングで5位にランクインしています（11月14日の午後4時19分時点）。hokuさんからの発表によれば、1万7000リポストされているなど、注目度を浴びています。まだまだ成長が期待されるタイツリー、今後の展開に目が離せません。